店舗ごとに「防災対策組織」を構築しましょう

研修
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地震・火災などの災害にあうことを誰もが心配していることでしょうが、毎日平穏な日々を送っていることにより、どこか他人事のように捉えてしまっていることも否めません。

実際現状で災害時の避難訓練は年1回くらいを目安に事務的にこなす程度ではないでしょうか?

その状態では、いざ災害時……というときにパニックになります。

災害は実際にいつ起きてもおかしくない状況です。

 

今巨大地震や火災が発生したらどのように行動しますか?

お客様を置いて自分だけサッサと避難するのですか?

……災害が起きてからどのように行動すればいいか考えても遅いです。

あなたが会社で働いているとき罹災することも大いにあり得ます。自分の身を守ることも当然ですが同時にお客様の身を守る行動もとらなければなりません。

 

職務中に災害が発生した場合の行動指針は個人で考えることではなく、組織として災害時の行動指針を明確にしスタッフに教育しておく必要があり、スタッフはいつ災害がおいても適切な行動がとれるように常に災害時の行動指針を把握しておく必要があります。

企業にはお客様やスタッフを災害から安全を確保する義務があるということです。

 

それにはまず基本的に防災対策の土台として、防災対策組織図を作成し、それぞれ個々のスタッフの役割分担に従って行動指針を具体的に植え付けることが肝心です。

 

日々の売上・利益確保するために膨大な仕事に追われているでしょうが、年1回事務的にこなすのではなく、年に数回……4ヵ月に1回くらいは認識を高めるために、災害時の行動指針をテーマにした話し合いや教育、災害時の役割分担ごとにすべき項目の確認をする時間を設けることによって意識を向上させるようにしていきましょう。

 

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災害本部長・副部長の役割

防災に関する教育が滞りなく行われているか……のチェックをしたり、災害時に指揮を執り決定権を持つ防災責任者です。基本的に店長・副店長が担うことが普通です。

災害教育室長・主任の役割

防災対策の教育研修を年に数回行ったり、防災対策項目に不備がないか常にチェックし改定案を構築します。

またそれぞれの班が担う平常時の防災対策項目を滞りなく遂行しているか……のチェックをします。

 

それぞれの防災対策班の役割

防災対策組織として、それぞれの班ごとに班長・副班長・班員の役割分担を決めておき、それぞれの役割に基づき訓練をする時間を設け実践していけば、災害が現実になったときの混乱は最小限に抑えられるでしょう。

  平常時の任務 災害時の任務
消化班

消火器などの消化資機材の使い方と設置状況のチェック

消防訓練の実施

出火防止警戒行動

初期消火活動

広報班

防災に関する情報収集

災害時の情報伝達訓練の実施

 

災害情報収集・発信

伝達・記録

 

避難誘導班

避難経路の障害物有無のチェック

防火扉の開閉状況のチェック

避難誘導訓練の実施

避難経路の確保

避難場所への誘導指示

安全確認班

危険物・危険個所調査と改善策の構築

火気使用場所の安全確認巡回

災害時の安全確認訓練実施

危険物・危険個所の安全確認

避難経路の安全確認

救出班

救出資機材の使い方と設置状況のチェック

救出技術の訓練実施

逃げ遅れ者有無確認

被災者の救出

救護班

救護資機材と設置状況のチェック

応急手当方法と衛生知識の習得

けが人の応急手当

医療機関への救急搬送

 

お店での緊急時には防災対策組織のそれぞれの班がそれぞれに担う行動を即座にとらなければなりません。研修を行いそれぞれ担う行動指針を把握させておきましょう

消化班

消火器などの使い方はわかっているようで理解していない人もいるものです。いざというときあわててしまい、なかなか火を消すことができないものです。

住宅用消火器の放射可能時間はわずか10~15秒で、有効な放射距離はおよそ3~5mほどです。火が怖いからといって5m以上離れた位置から放射しても効果がないということです。

危険が自分に被らない程度火元に近い立ち位置を決め一気に消火するようにします。

《使用のチェックポイント》

  • 室内では出口(退路)を背後に、屋外では必ず風上に立ち位置を決め安全ピンを抜きます
  • ノズルの先端をしっかり持ち炎でなく火元に向けます
  • 火元にはホウキで掃くような感じで噴射し姿勢を低くして徐々に近づきます。

落ち着いて消火器を的確に使用できるよう定期的に消火器の使用期限や設置場所の確認と消火器を実際に手に取って使い方の模擬訓練をしておきましょう。

 

地震が発生した場合は、ガスの元栓を閉められたか……喫煙上の火の始末は十分か……など、出火防止警戒行動をとらなければならないため、平常時の研修の際に安全確認しなければならない場所を再確認します。

 

広報班

防災設備や防災行動などに関する新たなる情報を収集し災害本部長・災害教育室長に報告したり、改善策を提案します。

平常時の研修の際はいろいろなケースを想定した情報の収集と伝達訓練をします

非常時には被災状況、危険箇所の把握、避難状況等の情報を収集し「消防署への通報」をし店内放送等で適切に伝達・報告をします。

 

避難誘導班

平常時はいろいろなケースを想定した避難経路マップの作成をしておきます。

火災の際は自動で閉まる防火扉が各通路に設置されていると思いますが、その防火扉の前に障害物が置かれていないかパトロールします。

非常時には速やかな避難誘導を行います。

 

安全確認班

平常時は、火を使う惣菜バックヤードや喫煙所、コンセントのほこりやタコ足配線などの危険個所の点検調査をします。

ガス管の老朽化や厨房のダクトの汚れ、喫煙所の燃えやすいものが置かれていないかなど……出火原因となり得る危険項目の探索をします

非常時は、ガスの元栓が確実に閉められているか、出火原因となる電化製品のコンセントは抜かれているか……など、危険物・危険個所の安全確認をします。

即座に安全確認報告できるよう各部署から2人ずつ班員を選任しておくとよいでしょう。

 

救出班

非常時に逃げ遅れている人がいないか、動けなくなってしまっている人はいないか確認をし被災者の救出をします。

平常時は、鋸・バール・斧・ロープ・スコップ・ハンマー・ジャッキ・防塵マスク、防塵メガネ等救出資機材を利用した救出技術を習得するための救出訓練をします。

 

救護班

非常時にけが人が出た際に、応急手当をします。

平常時には、AEDや包帯・三角巾・冷却材・消毒剤・止血剤・包帯・ガーゼ・絆創膏などの救急資機材の点検をし、応急手当方法と衛生知識を習得しておきます。

日本国内で無料で開催されているAED講習を受講しておきましょう。

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