管理職者は誰でもいいか……と言えば、そうではありません。
管理職者にふさわしい資質を持った人間でなければいけません。
いくら仕事ができる人であっても会社のお金や資産を横領したり、部下に対して横柄な態度をとるような人はふさわしくありません。
ですから、管理職者になったからには、管理職者としての仕事をこなすだけでなく、求められる人間像も、自信の心の中で育てていかなければなりません。
管理職者として理想の人物像は以下のような心を持ち合わせている人ではないでしょうか。
すべて完璧な人はいませんが、人としての資質があることが大前提として管理職者を選ぶべきです。
①道徳心
: 善悪をわきまえた行動をする
②正直心
: いかなるときも真実を重んじる
③不動心
: 自分の中に、揺らぐことのない柱を一本通す
④奉仕心
: 私利私欲、自我を交えず、無償の心で尽くす
⑤尊敬心
: 人の個性・人格を尊重し、信頼関係を築く
⑥感謝心
: 何事に対しても、感謝の気持ちをもつ
⑦許容心
: 許すことができる広い心をもつ
⑧愛情心
: 人を思いやる気持ちを大切にする
⑨笑 顔
: 常に親しみの持てる笑顔でいる
⑩バイタリティー
: 精力・活力を発奮できる心をもつ
そしてその他、管理職者として、
≪スタッフを輝かせる演出家≫になるための行動指針として
①明 示
: ビジョン(理想像)を明確に示す
②決 断: 常に決断し、進むべき方向を示す
②指 揮
: 的確な指示、アドバイスをする
③責 任
: 全ての行い、部下の行動に責任を持つ
④褒める
: 褒めて良いところを伸ばし、成長を促す
⑤叱 る
: 叱るべきことはしっかり叱り、納得させる力を持つ
⑥傾 聴
: 真剣に聴く姿勢を持つ
⑦抜 擢
: 部下の意見を抜擢し、現実化できるよう試行錯誤する
⑧気配り
: スタッフの心境や、調子・具合など見抜く目を持つ
⑨信 頼
:「いい仕事をしてくれるであろう」と信じて任せる
⑩共 有
: 仕事の成果と、新たなる目標を共有し合う
……となります。
そしてもちろん管理職者として土台となるものは、
ハイレベルな専門知識や技能、豊富な経験を積んでいることが前提となります。
管理職者は、技術を磨き、人間性を磨き、部下を育成する……など、おおげさに言うと、神様か親のような存在にならなくてはならないのです。
それができる人が、心も生活力も豊かに過ごすことができる人となるのです。
では管理職者の役割とは?どんなことなのでしょうか?
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